2021年06月29日

フリースクールと適応指導教室の違い

前回、市長からのお返事に書かれていた「適応指導教室」は
教育委員会お墨付きの不登校生の居場所です。
見学や利用は在籍校を通じて申し込みます。

年々、数が増えて各区に1カ所以上は整備されています。
フラワーパークの中にもできたようで、お花の世話などして
過ごせるのはとても良いと思います。

では、適応指導教室とフリースクールの違いは何か?
比較してみたいと思います。

※ 「適応指導」という言葉がすでに不登校生を侮蔑する
意味を含んでいることについて、ここでは触れませんが
7月13日のブログをご参照いただけると幸いです。


「適応指導教室の長所」

・無料で利用できる。
・時間割が決まっていて、規則正しい生活ができる。
・学校よりは緩いが、フリースクールよりは規律正しい。

「適応指導教室の短所」

・中学卒業までしか利用できない。
・スマホや自販機の利用禁止など、規則が多い。
・学校に近い雰囲気が無理な子には無理。

「フリースクールの長所」

・中学卒業以降も利用できる。
・規則がなく自由であるが故に自主的な規律が生まれる。
・時間割が無く、好きなことが存分にできる。

「フリースクールの短所」

・費用がかかる。
・自由すぎて何をしたらいいか分からない子には不向き。


適応指導教室に行ける子は、比較的元気な子だと思います。
費用もかからないので、親御さんにとっては助かります。

ただ、発達障害や精神疾患など難しい問題を抱えた子が
中学卒業と同時に問題が消える、という魔法のようなことは
あり得ないので、切れ目の無いサポートが必要です。

現在、公的な居場所で切れ目の無いサポートができる場所が
ありません。
そのために空のような民間のフリースクールが必要とされているのです。

しつこいようですが、フリースクールに公的な助成ができないと
いうならば、「切れ目の無いサポート」ができる公的な居場所を
作ってください。
そうしたら、私は喜んでフリースクール空をたたみます。



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